短答解法講座(中上級講座)の受講について

本試験で点数が取れなかった人から「中上級講座の受講は難しいですか?」というご質問を受ける事があります。
自分自身、お話しるのが、「20点台の場合、入門講座の再受講も視野に入れた方が良いです」ということは話をしています。
といっても、無理かと言われればそんな事は無いかと思います。

自分の場合、講座というのは「試験に出ること」をやるのが講座であって、入門生であっても、受験経験者であってもあまり変わらないと思っています。
中学受験、高校受験、大学受験のように複数の学校があり、問題の難易度があるのであれば指導も変わります。
しかし、資格試験の場合、試験は1つです。
したがって、1年目の人も、数年目の人もやることは「試験に受かる知識」であって、代わりはないのです。

結局「言葉を知っているかどうか」という話になります。
例えば、商標法4条1項12号の話で、防護標章の話をいきなりできるのが受験経験者、とりあえず後回しにしましょうとなるのが入門生です。複数の制度を一気に話せることに受験経験者のメリットがあります。

したがって、入門講座の復習をキッチリできているのであれば、入門講座を再度受講しなくても大丈夫だとは思います。
その為に、講座を受講するまで再度入門講座(とくに入門に該当するテキスト)の再復習を行って頂ければと思います。