法文集の色分け(色塗り)

PATECH企画の法文集も一般書店でも並んでいるそうで、多くの受験生が手にしているようです。
さて、法文集についてですが、何らかのマークをしながら読むのが良いと思います。
個人的には、マークをするメリットは

  • 眠くならないこと
  • 条文を漏れなく読むこと

だと思っています。
解りやすくなる云々以前に、単に条文の素読って「眠くなる」ことが多いのです。
これが何かしながらですと、それを防ぐことができます。

また、条文を丁寧に読んでいるつもりでも、読み飛ばすこともあります。
正確に言葉を追っていくという意味で、キッチリマークすることが大切です。

一例

さて、色分けの仕方ですが、「どうやって塗りますか?」と聞かれることも多いので、一つの例を書いておきます。
(個人的には何で塗っても良いと思っています)

水色は主語(主体)です。条文上の最初の主語を水色で塗っています。出願人、請求人等人を全部水色にしても良いと思います。
ピンク色は要件です。「〜するときは」等、条文の要件を書いています。もう少し広く、例えば「前項の決定は」とか、「補完をするには」とかでもピンク色で塗る場合もあります。
黄色緑色は効果です。要するにピンク→黄色・緑色と流れるようにしています。黄色は強行規定や、単に「〜する」という規定。緑色は裁量規定で、緩い条件に塗っています。
オレンジ色は例外です。但書や、「〜を除いて」といった規定に塗っています。
後は「又は」「かつ」をまるで囲ったり、期間の部分は緑色でアンダーラインを引く等をすることもあります。

なお、綺麗に色塗りすることが目的ではありませんので、間違えてしまっても良い位勢いよく塗っていきましょう。
塗ること自体に効果があります。
自分は受験生時代、法文集は数ヶ月に一回購入し、その都度色塗りをしていました。