法の隙間

一部で有名な「上田育弘」氏の商標登録出願ですが、先週の段階で2014年の出願件数が3500件超。
2位の花王241件に10倍以上の差をつけて断トツの件数です。

上田氏は、以前は「じぇじぇじぇ」の出願をしたり、「サイバーエージェント」とか他社の商標を出願したりしてだいぶ人気者でした。
最近は「ラブライブ」という商標まで出願していて、ネットでも話題になっていました。
ようするに、手当たり次第商標登録出願をしています。

お金が大変そうですが、商標は出願時の印紙を払わなくても(料金未納付)、商5条の2で出願日が認定されます。
また、出願公開も「商標登録出願があったとき」という要件だけです。
したがって、出願があれば公開準備に入りますので、料金未納付であっても、公開されてしまいます。
実際IPDLをみると、補正命令がかかっていることから、とりあえず料金未納付で出願しているのでしょう。
要するに、法の隙間をついて遊んでいる訳です。

元々は弁理士だったらしいのですが、現在は登録抹消になっているみたいです。
いつまで続くのだろう?と、思ってしまいます。
ここまでくると、趣味なんでしょうね・・・。