ノートの作り方

以前、ご質問を頂いたこともありますので、簡単に。
内容としてはタイトル通りで「ノートの作り方」です。

自分自身、学習をする上でノートは不要だと考えています。
理由としては、社会人は「時間が無い」ためです。
学生の頃はノートを活用してとあるのですが、ノートを作る時間が勿体ない気はします。
それも、単なるメモ書きなら尚更です。

したがって原則ノートは不要です。
必要があれば四法対照に書き込んでしまえば良いと思います。
ただ、以下の2つのノートはあっても良いと思います。

疑問ノート

勉強をしていて解らなかったところ、疑問になったところをまとめておくノートです。
特に初学者は「わからないことだらけ」だったりします。
しかし、勉強を進めていくうちに解決することも多いのです。

例えば、分割出願の勉強をしていると、いきなり査定後分割の話が出てきます。
査定後分割って、何だ?と思う訳です。「最初の拒絶査定って、最初って?」のような感じです。
そしたら、それをノートに書いておくのです。

そして、定期的に見直すことで、「あぁ、自分はここが解らなかったのか」と感じる訳です。
解らなければ質問をするスタンスも必要ですが、さすがに全部質問することは・・・って人もいるでしょう。
疑問に思ったことをしっかり書いて、あとで見直すのは良いと思います。

なお、疑問ノートを作っても書くことが無いという人は、よほどできる人か、勉強の仕方が間違えています。
(とくに初学者)

追い出しノート(暗記ノート)

勉強していて、「今はこれは覚えられない」という事があると思います。
後で覚えるべき事項、内容を頭の中では無く、ノートに書きます。
これにより、現時点での覚える作業の負担を軽くするノートです。

通常、条文の意味や趣旨を考えていくと暗記する事項は減っていきます。
とはいっても、やはり覚えることは出てきます。
頭の中におこうとすると「覚えないと」という不安と、「忘れてしまう」という事実があります。
ノートに追い出して、直前時期に一気に覚えれば良いのです。

なお、間違いノートではありません。
例えば「間違えて初めて気がついた箇所」「よく間違える箇所」等は、四法対照に記載すれば良いと思います。