短答試験の勉強ツールについて

ご質問を頂きましたので、回答します。

四法対照を使って勉強する話がでていますが、事実昨年そうしていましたが、普通の法文集の方が法体系がわかりやすいという話もあります。また、アドバンスの方を中心に勉強すればいいという話もあります。どう棲み分けをして勉強をしたらよいでしょうか。

よくある質問だと思います。

はっきり言えば、四法対照を使わなくて合格する人もいますし、アドバンスを見ないで合格する人もいます。
四法対照を口述模試で持ってくるほど四法どっぷりの人もいます。

結論としては「自分の学習方法を見つける」ということが大切です。
例えば、「短答アドバンスをやれば受かるよ」という人のやり方が10だとすると、それを聞いて再現する人は6程度しか再現できません。四法対照への落とし込みも同じです。

そうすると、勉強法を聞いた人は「あれ、結局これでやってもダメじゃないか」と感じる訳です。
そりゃ、聞いた人のやり方を完璧コピーは、生活も環境も違えば無理ですから。
当然のことなのです。

したがって、他の人の勉強法を聞いたらそれを参考にし、自分なりのやり方を見つけるしか有りません。
コピー先はコピー元を超えることはできません。

したがって最初の質問に戻りますが、まずどの勉強法が良いかというのは正解が無いのです。

この辺はダイエット法と同じだと思っています。
例えば、1日3食しっかり食べなさいという意見もあります。
ただ、中には1日2食を進めていたり、

朝食有害説―「一日二食」で健康に生きる

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1食を進めたりする本もあります。
やってみました! 1日1食

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逆に細かく食べようという本も。
間食しても必ず痩せる1日6食ダイエット

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どれも、ちゃんとした考え方に基づいて主張されているのだと思います。
ということは、正解は無いのです(ちなみに、自分は朝ご飯食べません)。

弁理士試験の勉強法に話を戻しますと、勉強法は個別のアドバイスになってしまい、
中々画一的にこうすれば良いというのは正解がないと思います。

あと、個人的に思うことは、「受かるための勉強法」を無理にやるより、
「落ちる勉強法」を避ける、「落ちないための勉強」をした方が楽だとは思います。
(講義中にいつも伝えている優先度を重視するとか、そういうことです)