短答解法修得講座を最近始められた方へ

今年の論文試験の発表後又はそれに関わらず最近短答修得講座を始めれたよという人がちらほらいるようです。
したがって、この時期開始の勉強法について説明します。

講座のコンセプト自体は「大きく条文を捉える」ということです。
細かい要件をちまちま押さえるより、まずは条文を大きく捉えて下さい。
そして、おさえることは「試験に出ることを優先的」に学習して下さい。
短答試験で失敗する人はこの2つが上手く出来てません。

つい最近あったご質問から説明します。

商標法3条1項3号の例示項目の並列関係に自信がありません。

以下省略していますが、3号の規定をどう読むかです。
本試験の過去問を見て頂くと解りますが、ここについては一つ一つの規定を細かくおさえたところで点数的には変わりません。
また、本試験でこの規定を覚えていられるか?と言われると、私は難しいと思います。

そもそも、3号の規定は「そのまんまじゃん!」というものは識別力がないから登録出来ないよって規定です。
東京で作ってるまんじゅうに「東京まんじゅう」「そのまんま!」って規定です。
この条文をいい加減に読めという訳ではありません。
条文をまずは大きく捉えて欲しいのです。

そして、試験的な重要度と言うことを考えると、他にやるべきことがあるという話になります。

落とし込みについて

四法対照を使った落とし込みを推奨しています。
時間的に無理な場合は完璧にやる必要は有りません。
ただ、何かにまとめることが重要な点と、過去問と条文をちゃんとリンクさせて理解して欲しい点です。
11回の講義の冒頭でやり方を説明していますので、そちらだけでも先にご覧下さい。

誤記について

テキストに誤記があったり、改正対応漏れがあったりして・・・本当に申し訳ありません。
全てではないのですが、ある程度の誤記は14回目の板書として記載しています。
最終的にブラッシュアップして、LEC側からアップしてもらう予定です。