勉強時間と勉強量

よく「直前は一日何時間勉強したら良いですか?」という質問はこれからの時期多く頂戴します。
また、試験迄の勉強時間の見積りとして、「勉強時間」と「学習量」は正比例の関係でないことに気をつけなければなりません。

例えば、知らないことを覚えるとき。
1分かかって「ping」って言葉を覚えられますか?というと、殆どの人が覚えられるでしょう。
では、それを10倍して10分で10個覚えられますか?と言われると・・・覚えられる人はいるでしょう。
そして、1時間で60個、10時間で600個、一週間で4200個覚えられますか・・・というと、それは無理でしょう。

学習量はインプットにも限界がありますし、忘れる量もあります。
例えば、1時間で10問学習出来たからといって、6時間で60問。
休日に朝から晩までやって12時間で2年分の過去問を学習出来るかといわれると少し無理があります。
この自分の中の効率的な学習量、学習時間を算出しなければなりません。
また、先程6時間で60問も、300枝全部解らなければ覚えられませんが、間違えたのが10枝なら効果はあると思います。

なので、「何時間勉強しよう」というより、「何問勉強しよう」と計算した方が、どちらかというと適切なスケジュールが組めると思います。
そして、理解すべきことが多いとき(入門生の1〜2周目)は問題数を増やすべきではありません。
とにかく、「何時間勉強した」「何問勉強した」というより、「何を理解したか」と言うことの方が大切だと思います。