短答模試における戦略的な点数の取り方について

時期的に短答模試等が始まりつつあると思います。
昨日も、受講生の人が模試を受け終わって「点数取れなかったー!」と話していました。
この時期の模試については、戦略的に点数を取るようにして下さい。

例えば、短答模試で「35点」と「28点」の人。
どちらが良いかと言われると・・・実はこれだけでは判断出来ません。

それは、「四法」の割合が解らないからというのが一つ。
そして、「中味」の割合が解らないからというのが一つ。

まず、四法の割合が極めて重要です。
35点とっても、20/15点と、24/4点であれば、四法が24点取れている人の方が今後は有利になります。

また、同じ24点でも内容によります。
例えば、審査・審判といった分野は間違えるべきではありません。
この分野のミスは、早急に対策をすべきです。

しかし、3ソク(雑則・総則(補正除く)・罰則)については、間違えても問題が有りません。
それは、この時期学習していないことが多いからです。184条等も同様です。

学習スケジュールを立てて、いつ何をやるかが重要です。
一番困るのが、模試の結果で一喜一憂してしまい、目先の間違えたところに飛びつくことです。

「やべー!再審間違えた!再審やらなきゃ!」
「うひょー!マドプロわかんねー!マドプロやんなきゃ」

確かに間違えると焦ってしまいます。
ただ、元々再審は2月後半に仕上げるとしていれば、今できなくても良いのです。
学習していない184条を5枝間違えるより、学習した無効審判を2枝間違える方が問題があります。

一つ一つの分野を確立していき、その確立した分野については間違え無い!というスタンスで進めて行く方が確実かと思います。
1週間に1〜2ずつ、確実な分野を増やしていくことが大切です。