カードバトラー

何か昔から「カード」で戦うゲームってありますよね。
「えいや!」ってカードを出して強いカードを出した方が勝つ・・・のかな?
秋葉原でもカードショップがたくさんあって、カード世代じゃない自分は「おー!」といつも思っています。
(自分はファミコン世代)

さてさて、仮に以下のようなカードがあったら・・・誰が勝つでしょうか?

  • 特許異議申立てカード
  • 特許無効審判カード
  • 訂正審判カード

試験的には重要ではないのですが、質問があったので、答えておきます。

第1ラウンド「特許無効審判カード」vs「訂正審判カード」

まずは第1ラウンド。
特許無効審判カードと訂正審判カードとの対決です!
結果は・・・特許無効審判カードの勝利
無効審判の勝利であります!!!

ということで、無効審判と訂正審判が同時に係属した場合は、無効審判が優先されます。

第2ラウンド「特許無効審判カード」vs「特許異議申立てカード」

一回戦を勝ち抜いた「特許無効審判カード」。
続いて登場するのは新人「特許異議申立てカード」です。
結果は・・・またもや「特許無効審判カード」カードの勝利
「特許無効審判カード」優勝であります!!!

ということで、無効審判と異議申立てが同時に係属した場合も、無効審判が優先されます。
これは、紛争に関連して無効審判は請求されることが多く、紛争の早期解決という視点があるからです。

第3ラウンド「特許異議申立てカード」vs「訂正審判カード」

さて、2位決定戦です。

こちらは・・・「特許異議申立てカード」の勝利
「訂正審判カード」惨敗!

ということで、異議申立てと訂正審判が同時に係属した場合でも、異議申立てが優先されます。
結局、訂正の請求という手続があるため、訂正審判が後回しになるのです。

なお、無効審判等と訂正審判が同時に係属する場合があるのか?と言われると、訂正審判の請求が不適法と扱われるのは、無効審判の審判請求書の副本送達以降です(異議申立ても同様です)。
したがって、請求から副本送達までの僅かな期間、訂正審判の請求は適法な請求となります。
(これも試験的な重要度は低いでしょう)。