短答模試等を通信で解く場合

ときどき受講生に

模試の点数取れないとだめ?

と聞いています。

皆さんは「点数が低い」=「悪いこと」と思っていないでしょうか?
もしかしたら「点数が悪くて怒られた」記憶がずっとあるのではないでしょうか?

今の時期、やるべきことは「できなかったところを治す」ことが重要です。
そして、この出来なかったことは「解らなかったところ」だけでなく、「うっかりミス」で間違えたところも含まれます。
「時間をかけたら解けた!」と考えても、本試験の時間は決まっているので意味が無いのです。
「最後時間が無かったから間違えた」というのも言い訳に過ぎません。

通信ですと、時間的制限がないのでついつい制限時間以上かけてしまうことがあります。
また、疲れてしまうので、2〜3回小分けにして解いたりすることもあります。
確かに「知識問題」はこれで確認できます。
しかし、自分の「うっかりミスパターン」はこれでは解らなくなってしまいます。

例えば糖尿病や高血圧の人が、病院で検査の時だけ数値をよくすることに意味があるでしょうか?
正しい検査を行えたから、正しい治療が出来るのではないでしょうか?
いくら検査の時だけ良くても、結局病気が悪化したら意味がありません。

試験勉強も同じです。「模試」「答練」は病院でいう検査です。
ここでしっかりと悪いところをあぶり出さないと、病気は治せないのです。

これから直前模試も各社あると思います。
実際「模試で合格点なんて一回も取れなかったよ」という短答合格者は例外ではありません。
自分自身も受験生時代は、短答模試はいつも5割前後でした。

点数を気にすることはありません。
やるべきことは「課題を見つけること」です。
自分なりの課題を確認し、学習計画に反映させて下さい。