産業構造審議会第7回弁理士制度小委員会 議事録

議事録が公開されていましたので、関連するところだけ抜粋しておきます。

短答式筆記試験の科目別合格基準の導入でございますが、報告書においては、科目別の合格基準の導入が適切であるということを御提言いただき、合格基準の設定、出題数の増加等の試験の運用の詳細については、合格者に求める能力の水準と受験生に与える影響を考慮しながら、工業所有権審議会で検討することが必要であるということが御提言されましたので、それを受けて検討いたしました。
結論は、資料2の1ページ目に書いてありますように、出題数と出題の比率は現行を維持した上で、科目ごとに特許・実用新案を1科目、あと意匠、商標、条約をそれぞれ1科目、著作権不正競争防止法をあわせて1科目とし、それぞれ合格基準を設定することとしました。具体的には、各科目の満点の40%以上を原則とするということでございますので、10問の出題であれば、4問正解するということが合格基準ということになります。そして、工業所有権審議会が相当と認めるものとするといたしましたが、資料の括弧の中にも書いてございますが、あまりにも平均点が低かったりした場合には、40%ではない合格基準を設定することを可能とするものでございます。

短答試験の基準点についてです。
通常の合格者であれば4割ラインは難しくないでしょう。四法で特実で7点以下、意匠、商標で3点以下は合格する可能性がそもそも低くなります。
問題は下三法です。合格者を見ているとさすがに4点以上は取れている人が大半ですが、時々2〜3点という方もいるからです。ここは注意が必要です。

特に条約でその傾向が強いので、来年受験される人は注意が必要です(といっても、条約の勉強を早く始めるのは、個人的には得策ではないと思っています)