試験を継続するかどうか

短答試験でそれなりの点数が取れた人は論文に邁進していると思います。

そうでは無い人は、色々と思うところはあると思います。
例年「受験を辞めようと思います」という話も頂戴します。

確かに、それぞれの環境があり、ご自身の判断があるでしょう。
しかし、そんなに簡単な試験ではないのです。

まず1年目でダメだった人。
合格率10%を切る短答試験です・・・普通に考えれば合格しない可能性の方が高いのです。
確かにその為に受験機関があるのですが、そうはいっても試験は水物。
どうしても「運」が左右します。
1年でダメだったから「終わった!」「受からない」と思うのは、ちょっと自信がありすぎかな?と思います。
自信が無いからと思われるかも知れないのですが、やはり「10人に1人の合格者に自分は入れたはず!」という自信の裏返しです。
1年目は見えていないことが多いと思います。
見えないことが見えるようになるだけで、来年は違うと思います。

次に2年目以降の人。
何か理由があるはずです。
それが改善されればきっと来年は変わるでしょう。
ときどき仕事が忙しくて勉強出来ない人から「合格出来なかったので辞めます」と言われる場合があります。
「勉強時間を確保出来る見込みがない」ためなら解ります。
しかし、単に「点数が取れなかったから」というのは、論点がずれてしまっている気はします。
点数が取れなかったのは何故か?というのを考え無いといけません。

受からない人の原因については自分も一生懸命考えます。
みなさんは「勉強時間が確保出来ない」から受験機関を利用しているからです。
「覚えられない」から受験機関を利用しているからです。
そこをサポート出来なければ独学すれば良いと思います。
サービスを提供している意味がありません。

多くの人から「40点以上取れたよ!」とか言われて、それは嬉しいです。
しかし、「点数取れませんでした」という報告もあり、当然自分も落ち込むものです。
一喜一憂していますが、この気持ちを共感したいから、受験生を知りたいと思っています。
その手段として、普段から質問もマメにして欲しいと言っています。

自分も受験生と同じ気持ちを味わうことで、「次こそは!」と、解りやすく、覚えやすく説明する工夫をするです。

点数が取れなかった人は、今年と違う勉強をしないと来年も同じ結果となります。
また、自分も今年と違う教え方をしないと、来年も同じ結果となります。
ということで、この時期は自分も多いに反省する時期です。