暗記に頼らない勉強

基本的に自分は「暗記に頼らないようにして下さい」といつもお伝えしています。
例えば、論文試験の趣旨問題についても、どんなに覚えていても「知らない趣旨」が出る可能性がある訳です。
知らないから書けませんでしたでは困ります。
短答試験も同じです。条文を覚えていなかったから解けなかったのでは、条文を全部覚えるしか有りません。
したがって、「暗記に頼らない理解」をすることが大切です。

ただ、勉強法というのは万能ではありません。
10人いれば10個性格があるように、勉強法も10個あるのです。

この暗記に頼らない勉強法ですが、前提として「柔軟に対応出来る」「臨機応変に対応出来る」ということが大切です。
「柔軟性」がないと、単に「覚えていないだけ」になってしまうのです。

見分け方としては、例えば仕事で「イレギュラーな対応は面白くて好き」と感じたり、「突然のトラブルに燃えてしまう!」という人。そんな性格の人には向いていると思います。

「暗記が嫌いだから」「暗記が苦手だから」という理由だけですと、「暗記に頼らない勉強」についても上手くいきません。
それは「柔軟性」がないと、「暗記に頼らない勉強」では考え方が発散し、あまり上手くいかない感じがしています。

この場合、柔軟性を身につけるという方法もあります。
しかし、しっかり条文を押さえて覚える勉強法の方が向いているのかも知れません。