個別相談−口述試験について

今日は昼間は個別相談でした。割と口述対策について。

口述試験の勉強は、

  • テキストを読む
  • (黙読で)問題を解く
  • (声に出して)問題を解く
  • 知り合いと練習する
  • 講師から問題を出してもらう
  • 本試験で試験委員から問題を出してもらう

で、レベルがかなり変わって来ます。
多分、テキストを読んでいると「何となく出来るんじゃないか?」と思う訳です。

しかし、実際に問題を解く、それも声を出すとなるとかなり厳しくなります。
これが第1段階です(ここまでは、入門編です)

次に、受験生同士や事務所の人等、誰かに問題を出してもらうと、その難しさを痛感します。
読むのと比較して遙かに難しいのです。

そして・・・講師とか、違う立場の人から出題されると今度は焦りが入ります。
受験生同士の場合は答えられなくても「解んないや」でお互い済みますが、中々相手が講師だとそうもいかず。
このプレッシャーが口述試験の厳しいところです。
自分も受講生に出すときは、割と無表情で(というより少し威圧するように(笑))聞くようにしています。
ここはまじめにやらないと「焦り」が解らないからです。

なので、ある程度勉強が進んできたら、一度どっかで問題を出してもらうと良いと思います。
講師でなくても良いです。
例えば、勤務先の上司、事務所の所長といった、「これは間違えてはいけない」ってプレッシャーを感じる人なら、効果はあると思います。
(ただ、間違えてその後の仕事に影響が出ても責任は持てません・・・)
これによって、勉強の方針も変わると思います。
そして、模試・練習会は出来るだけ多くこなした方が良いでしょう。

あともう一つ、口述の怖いところは「100%」の正解率が必要です。
短答試験は「何となく○」でも答えが出ます(解らなくてもカンで当たるときもある)
論文試験は「解らない論点」は書きません。
しかし、口述試験は「全問正解」する必要があるのです。
ここが口述の怖いところです。

ということで、口述試験の勉強は一通りやったら、今度は口述試験のテクニックが必要となります。
口述試験も試験である以上、テクニックが必要で、攻略法があります。

論文試験を受けた人の中には気が抜けている人もいると思いますが、残り90日前後。
のんびりやっては絶対に間に合いませんので、何とか必死に対策をして下さい。