ブーメランであってイオではない

受講生のつぶやきをみての補足なので、先日のネタが分からなければ良い話です。

攻撃手段ですが「ブーメラン」と書いたのですが、これ「イオ」ではダメなのです。
すなわち、呪文のように敵全体に均等ダメージではなく、ちゃんとダメージに強弱が付くイメージです。
したがって、メインとなる論点には強く、保険論点には弱くする必要はあります。

よく、自分は「思いついたら書いてしまうと良い」と言います。
でも題意から外れた論点をたくさん書くのはやはり問題があります。
この辺のバランスが論文試験では難しいし、皆さん悩むところです。

ただ、このバランスって明細書を書くのと同じなのです。
将来的に補正する、権利に影響する部分は厚い記載にする必要があります。
単なる限定解釈を避けるためや、後願排除効を得るためであれば薄い記載でも問題ないのです。
全部のボリュームを厚くするとコストばかりがかかってしまいます。

論文試験の勉強は、合格後の実務に繋がります。
「今やっている苦労が、合格後も役に立つ!」と思って頑張って下さい。