展示会

とある展示会を見学に行ってきました。
基本的にクライアントが出展している展示会は見にいくようにしています。

目的は色々あると思います。

企業知財部が行く場合は、他社の製品をみて侵害品を探すという場合もあります。

自分もそういう部分も見たりしますが、他社の実施動向をみて、今後の出願としてどう活かすか?の観点の方が大きいです。
他社が実施しているような形態については、実施形態に含める必要があるからです。

通常クライアントから来る出願依頼は、その会社の技術が中心となります。
その技術(発明)をコアに、発明を広げておくのが事務所の役割だと思っています。
論文試験においては、論点を幅広く拾うことを話していますが(潮干狩り理論)、明細書もまさに同じなのです。

他の目的・・・いや、楽しみと言っても良いのですが、自分が出願したものが使われている製品をみることです。
弁理士をしていて楽しいことの一つとして、自分が出願した発明が使われている製品を見ることがあります。

事務所では、発明が使われた製品を見ると「お!これやったよね」「これ出願したやつ!」とか結構盛り上がるものです。
企業からすると、開発から製品になるまでずっと見ているのでなんてことは無いでしょう。
しかし、事務所側って、出願の次に見るのが製品なのです。
この製品ですら中々製品を見る機会が無かったりします。

完成した製品を見せると、喜ぶ弁理士・担当者は多いと思います。
企業知財部の人が思っている以上にとても盛り上がります!

ということで、全国の知財部のご担当者様。
是非事務所の弁理士に製品を見せて頂ければと思います。