Lゼミ4回目

土曜日はLゼミの4回目でした。
この間「初めまして!」と言ってから、もう1ヶ月・・・早いものです。

さて、論文の問題については、予習をすると余計な論点を思いついてしまうことがあると思います。
そうすると、「考え過ぎると変な論点を考えるから、考え過ぎないようにしよう」と判断する人がいるのですが・・・それは間違いです。
これは、短答の帰れませんでも同じです。

普段から「解っているようで解っていないこと」をあぶり出すのが重要であるとお伝えしています。
その項目が、ミスに繋がりますし、サイレントエラーになります。

このサイレントエラーに繋がる項目をあぶり出す一つの方法は「自分の知識を疑うこと」です。
100%理解している項目であれば間違えません。
しかし、80%の理解であると、普段は間違え無くても、何かのきっかけで間違えるのです。

最初の論文の話に戻します。

論文の答案構成で、必須論点が総て上がった状態で、更に変な論点が思いついたのであれば問題有りません。
例えば、「A、B、C」という論点が思いついた上で、不要だった論点「D」が思いついてしまったのであれば、「考え過ぎ」が原因かも知れません。
しかし、多くの人は「A、B、D」という論点になります。
すなわち「C」が上がらなかったことが問題であって、「D」が思いついたことが問題ではないのです。

ただ、受験生の中には「Dって論点が思いついたのは、考え過ぎたからだ」と、ここが問題点と捉える人がいます。
しかし、そうでは無く、「C」が思いつかなかったという部分が問題です。

短答試験も同じです。
考え過ぎて解らなくなるというのは、結局最初から解っていないことが多いのです。

ということで、考え抜くことで、自分の解らないことをあぶり出すことも出来ると思います。
しっかり、論点や、解答の根拠を考えることが大切です。