論文試験前日

いよいよ明日は論文試験です。緊張している人もいるでしょうけど・・・適度な緊張はプラスに働きます。
何事もポジティブにいきましょう。

「解らないことが出たらどうしよう?」って考えるかも知れませんが、解らないことを聞いてくるのが論文試験です。
実際、弁理士になった後、クライアントから唐突な質問をされることもあります。
受験生であれば「間違えた」で済みますが、弁理士になった後はそうはいかないでしょう。
弁理士として妥当な回答をせざる得ません。
「正解」でないことを言ったとしても、「間違い」を言ってはいけません。
この感覚が大切です。論文試験でも同じことです。

論文試験と短答試験との違いは「正解は頭の中にある」ってことです。
今まで過去問、答練、模試色々とやってきたと思います。

解答を見て「そっか!これか!」「この項目書かなかった!」と思うこともあったと思います。
でも、思い出してみて下さい。レジュメを見て「へー、そうなんだ。これは知らないな」ってことって殆ど無かったと思います。
そうです。論文まで進んでいる人であれば、知識は既に「頭の中」にあるはずです。
それを適切に持ってくるだけなのです。
普通は「知らない」というより「気がつかない」だけなのです。
「絶対正解は知っているはず!」「答えられるはず!」この信念をもって頑張って下さい。
そうすれば、きっと良い結果が出ます。

なお、今日は流れのあるレジュメをざっと見ておきましょう。

  • 審査の流れ
  • 侵害のときの流れ
  • 無効審判の流れ
  • 訂正の流れ
  • 条約の流れ(184条等)

です。

とくに、条文を「探せる」ことが論文では大切です。
特184条や実48条、商68条はちゃんと探せるように。
特にPCT関係は国際段階で補正をされた出願(19条補正、34条補正)について、我が国の手続については再確認しておいて下さい。

今日最後は無理せず、しかし、サブリミナルの意識に知識が残るように・・・頑張っていきましょう!