ゼミのミニ答練

Lゼミ&短答ゼミ共通で「ミニ答練」を実施しています。
特にLゼミは、ゼミ自体は本来論文試験対策なのですが、やはり短答試験組に取っては「短答試験」の対策が重要です。
したがって、ゼミ時間中、論文については答案構成をあっさりしてもらい、残った時間で短答試験の問題を解いてもらっています。

元々答練や過去問を利用して問題を作っているのですが、「いくつあるか問題」にしただけで難易度はかなり跳ね上がります。
条文の知識をしっかり身につけて頂ければと思います。

さて、勉強をするときは「相対評価」がかなり重要です。
気になるのは「自分はこう考える」という思考になってしまうことです。
試験というのは相対評価なので、他の人と比較してどうできているか?どう書けているかが重要です。
これは短答試験の問題も同じで、「こう考えられるから」では中々合格にたどり着きません。

例えば、正解が「A」だとします。このとき、問題文を読むと「B」とも考えられたとします。
このとき、多くの受験生が「A」と判断すれば「A」が正解です。
「B」と読めるかどうかというより、「他の人はAと考えたのに、何故Bと判断してしまったのか」ということが重要です。

必ず「A」と判断出来る人は問題有りません。
ただ、殆どが「B」と考えてしまうときが出てきます。
このときに割切って早期に「A」と修正できるのか、「B」にこだわるのかで、合格のしやすさが別れます。
実際、この「B」と考えた人から「何故Bじゃないんですか?」「Bでも良いのでは?」とご質問を頂くことはありますが、
「どうしてAって考えられるのでしょうか?」「何故Bにしてしまうのか」との質問は殆どありません。

所詮試験は試験です。
色々考えることはあっても、合格しなければつらいと思います。
多数派に入るべく、思考回路を張り巡らせて頂ければ、きっと合格が近くなると思います。