打合せ

今日は昼間は客先で中間対応の打合せでした。

自分で検討しているときには、気がつかないことでも、発明者の人に相違点をしっかり説明して頂けるととても助かります。
引用文献、本願発明との対比から、しっかり違いに気がつかなければならないのですが、どうしても「発明への過程」というのが自分では分かりません。なので、その点を説明して頂くと、発明が全然違って見えたりします。

自分が出願を含めて発明者の話を聞くときは2つの視点を持って聞いています。
一つは「その発明は素晴らしい」と思うこと。
正直、案件によっては「あれ、これって進歩性あるのかな?」という発明もあります。
また、効果が分かりにくい発明があります。
しかし、発明者にとっては何らかの課題があり、そしてその課題を解決しようとしている訳です。
その点をしっかりこっちが拾えるかです。

もう一つは、「他社の弁理士」「他社の案件」の気持ちで聞くこと。
要するに、「こんな発明があったら、こうやって回避しようかな」という視点で聞くということです。
それによって、回避策を潰すことができるからです。

今回は中間案件ですから、回避策云々はあまり関係ありません。
それでも、補正を多くしてしまうと、かなり発明が限定されます。

拒絶理由を解消出来るギリギリのラインを狙っていくことが大切です。