意匠法 第3回

さて、そういうときに限って先週のゼミの問題がだいぶ”熱い”問題でした。
問題の良し悪しはともかく、受講生の答案がばらけるというのは題意が伝わりにくいのかな?とは少し考えます。
オーソドックスな答案が無い感じです。

添削していて思うのは、やはり「弁理士」という視点ではない答案が殆どです。
おそらく、前半は「何を書いて良いか解らない」という感じで記載されている気がします。

問題自体は弁理士からの視点として見ればそれほど悩むことも無いと思います。
すなわち、実施品は総て「万年筆X」です。
したがって、「万年筆Xについてどうなるか?」という視点で考えていけば良いのです。

少なくとも、権利行使をする側から見ると相手に意匠権があるか否かは考える必要がありません。
(当然負けては困りますから、考える必要が無いとは言いすぎですが・・・)
この「Xに対して権利行使をする」という視点が殆ど出来ていないという感じです。

詳しくは土曜日に。