調味料論点と隠し味論点
論文試験には、「調味料」となる論点があります。すなわち、書いた方がいいけど、書きすぎるとしつこい!という論点です。
塩も入れすぎたらしょっぱくなります。
- 業としての実施
- 原簿の確認
- 放置・取り下げ
- 譲渡・放棄交渉
- 別出願
- 商4条1項7号
- 損害不発生の抗弁
これらの論点は書いた場合でも、殆どの問題では「扱いが軽い」論点です。
目安的には、本当に2行程度。それ以上かくとしょっぱいのです。
血圧を気にして薄味がお好みなら入れなくても大きな損失にはなりません。
論文の記載、時間等から省略しても大きな損失にはならないのです。
したがって、たくさん書いてしまうと「やり過ぎ」です。
それと似たような論点に「隠し味」となる論点があります。
これが入ると、論文的に非常においしくなるのです。例えば、
等です。ただ、これも「隠し味」。書きすぎるとそれは隠し味ではないのです。
当然、これらの論点がメインとなる場合も問題によってはあります。
例えば、塩だって、塩竃の料理は塩をガッツリ使います。
しかし、それは例外です。
殆どが調味料は「ちょっと」あるから美味しいのです。
隠し味も同様です。
答案構成の段階で、これらの論点が4行、5行も書いているときはちょっと考え直した方が良い場合が多いかと思います。