短答受験者数

先週、特許庁から弁理士試験短答受験者統計が発表されました。

これを見て驚いたのは、「短答受験者が減っていない」ということです。
ご存じのように、弁理士受験者数は6216名ということで、昨年の7528名から1300名程度減りました。
当然、この減った分は「短答試験の受験者」が相当数減るという気もしました。
しかし、実際は一般受験者が4585名。昨年の4603名から比較して僅か18名しか減っていないのです。

確かに初回受験者が373名減っていますが、それでも全体としては減っていないということはどういうことでしょうか?
一つは駆け込み受験があったのかも知れません。
来年から法改正が多く入り、弁理士試験制度も変わりそうだからとりあえず受けてみようという層です。

しかし、それだけでは説明できないと思います。
これは以前にも書きましたが、真剣に「弁理士として活躍しよう」という人だけが残っているという状態だと思います。
単に「資格を取ってみるか」「知財って何かいいんでしょ?」という時代では無くなってきているということです。
実際ガイダンスでの受講生さんを見ていると、入門講座のガイダンスに来る方は以前より真剣な人が増えてきたと思います。
学習経験者の方は、正直追い抜かれるのでは?という気迫があるのが今の入門生です。

そして、真剣に合格するぞ!という人達は気概も違います。
また、受験期間が短いと割切りやすく、「まずは短答試験でも合格する!」という気持ちの人もかなり増えてきました。

受験生や、数年前の合格者が感じている以上に、短答試験が厳しくなって来ています。

明後日は短答試験の結果が出ます。
ボーダーが何点になるか解りません。
「受かってた!」と喜ぶ人もいれば、「受かってるはずだったのに」と思う人もいるでしょう。
しかし、弁理士試験が終わる訳ではありません。

結果を真摯に受け止め、素早く次に動ける人が来年の合格にたどり着ける人です。

あと2日。ドキドキすると思いますが・・・結果を信じて待ちましょう。