年内の学習目標について

質問があったのでお答えします。

『年内に四法終えるのが理想』とのことでしたがどの程度終わればいいと捉えればよいのでしょうか?

複数の方から質問を頂くのですが、例えば落とし込みについては、正直やってもやらなくても良いと思っています。
過去問についても1回もやらなくても問題有りません。
実際口述受験生が短答の問題を解いて、8割〜9割取れたりしますので、過去問を解かなくても点数を取れたりします。

最終的な目標は「短答試験の問題を解けるようになる」ことです。
その為には、しっかり条文を理解することが大切です。
そして、その条文を理解するツール・手段が「過去問」であり、「落とし込み」であり、「講義」です。

よく「過去問を何回解けばいいですか!」とも聞かれますが、正直何とも言えないのです。
極論から言えば、上述したように解かなくても良いのですが、そんなリスクを取る受験生はいません。
理解さえしていれば1〜2回でも十分ですし、逆に理解が出来ていなければ10回解いても意味はありません。

ただ、理解しても人間忘れます。
忘れるというより、思い出せないという方が正確です。
思い出せるようにトレーニングするのが、年明けになります。
となると、年内で四法(の過去問)については理解をしているというのが理想になります。
実際、短答過去問で3月、4月に「解らない」ことがあるのは遅すぎるのです。

ということで、年内の目標としては「短答過去問について、四法についてはしっかり理解している」ことを目標に進めると、来年楽だと思います。
なお、理解するというのは、過去問の解説を読んで「条文にXXXと規定されているから○だ」というだけでは足りないということです。