復習の方法

弁理士試験も、長丁場ですので新しいことを覚えてしまうと、古いことを忘れがちです。
特に似ている制度があると、どちらかの記憶が抜けたりします。例えば、先使用権について、特許法の勉強をし直すと、商標法の要件(周知性が必要等)が落ちたりします。

それだけならまだしも(いや、それもまずいですが)、例えば独自の制度について全く忘れたりすることもあります。時間が無いときに復習する方法としては、「目次」をざーっと眺めて下さい。目次を眺めるだけならそれほど時間がかからないと思います。目次を眺めることで「あっ、こんな制度があった」「こんな項目があった」と思い出します。

中々時間が取れないと言う人は、例えば目次だけ縮小コピーをしてトイレに貼っておくのも有効です。とにかく「多い回数を見る」ことが記憶の定着には必要です。解っていることを再確認することで、知識が固まって行きます。条文を引いた回数だけ合格に近づくといつも伝えていますが、条文、青本を繰り返しみるというのも同じ理由です。