紅白歌合戦

さて、年末のことになりますが、紅白歌合戦。なかなか面白かったです。

その中で一つ気になったのが客席の演出でした。よくコンサートで「ペンライト」が使われます。一時期は化学物質を用いた使い捨ての「サイリウム」が主流でしたが、LEDタイプを用いた明るいのが出てきているので、良く行く人はペンライトを浸かっているようです。

このペンライトですが、紅白の客席を見ていると、一斉に色が変わったり付いたりしていました。最初は「誰かが配ったのかな?」と思ったのですが、どうやらNHK側が演出用に観客に持たせているようでした。

この発光体は、発光色、発光タイミング等を総てを無線を介して指示出来るようです。曲の演出に応じて、主催者側が意識した色に変えられる仕組み。なんか、すごい装置が出てきたものだと、感心してしまいました。

調べたところソニーが開発した「フリフラ」という製品や、バンダイナムコが開発した「ルミコネ」という製品が販売されているようです。

製品として新しいこの発光体ですが、特許としては以前から出願されているようです。例えば、「演出方法、演出システム及び携帯型発光装置」(特開2007-115412)、「発光制御装置および発光制御システム」(特開2012-146536)、「発光システムおよび発光指示装置」(特開2012-164439)等です。サイトによると「ルミコネ」についても特許出願中らしいので、どのような特許か気になります。

ところで、上記2012年公開の2件の出願は、出願人が異なります。内容も先後願が問われる内容ではないですが、同じコンサート等における発光装置に関する発明。ほぼ1ヶ月以内に2件出願されているとなると、この時期、何かあったのかな?と不思議に思ってしまいますね。


ただ、紅白を見ながら考えるべきことじゃないかも知れません(笑)