自己分析

一応、本日及び明日も個別相談を行っております。まだ枠は空いていると思いますので、よろしかったら是非。

個別相談やガイダンス等において相談を受けていて気がついたことですが、行き詰まっている人ほど「自己分析」を行っていません。
例えば、

  • 今年の短答試験で何が出来なかったか?と聞いても法域毎に得点を分析していない
  • 論文試験が苦手というので、どの法域の何が苦手かを聞いてもどの科目の何について書けないかが解っていない

という状態の人が時々います。
その状態で「点数が取れないけどどうすれば良いのか?」「論文が書けないけど何かありますか?」という漠然とした相談を持ってきます。

当然、勉強していて「何が解らないか解らない」「点数が取れない原因がわからない」ということは有ると思います。
それ自体は構いません。いつも書いているように「出来ない」「わからない」から受験生だと思います。

しかし、今年受けた短答試験の点数を分析する作業は出来ると思います。
今まで受けた答練の点数から「何のテーマだと点数が悪い」というのは確認出来ると思います。

そういう作業すらしない人がいるということです。
それでいて、講師に「どうすれば良いですか?」と聞いても、おそらく明確な答えが返ってこないと思います。
それは病院に行って「何か具合が悪いんですけど、どうすれば元気になりますか?」と聞いているのと同じです。

そのような受け身の受験生が最近増えたと、先日他の講師とも話しになりました。
多分、そのような質問ですと、講師側も一般論しか話せず、結局フィードバック出来ないかと思います。

自分の場合、時間が許せば1時間以上でも話をして割と深く掘り下げて聞くようにしています。
その点だけでも気がついて欲しいと思っているからです。

今の現状が解らないと、次の年の勉強につながりません。
まずは現状分析をし、「何が出来ないのか」だけでも解る範囲で明確にすることが必要です。