これ問&短答解法テキストの簡易解説について

これ問と短答解法テキストにのっている短答の問題の解説はかなり簡易版です。

テキストというのは、それだけで完成するという方針もありますが、そのような方針で作成していません。
解らない部分や詳細については、短答の過去問集で確認をして頂くのが前提です。

これは理由があります。
学習をして頂いたときに「何故?」と考えて欲しいのです。
例えば、過去問集や、短答アドバンスの記載量まで解説があると、問題→解説を読むと答えが理解できます。
ただ、それは頭で考えて理解した訳では無く、解説を読んで理解している状態です。

解説という手助けがあったにも関わらず、本人としては「理解できた」と思ってしまうわけです。
そして、答えを覚えてしまいます。
本試験もこのように出題されれば良いですが、初見の問題で解説も当然ありません。
そうすると問題文のポイントを理解し、条文が解っていないと正解を導き出せません。

簡易解説は本当にポイントしか記載が有りません。
したがって、普通に勉強すると「何故×なの?」と解らなかったりします。
条文レベルですと、解説を載せていない場合もあるので、条文と比較しないと答えが出ません。

ただ、これ理解が進んでくると、簡易解説の内容で十分解るのです。
「この問題のポイントはXXで、条文がXXだから○だね」となります。
これは、簡易解説に助けてもらっていますが、自分で考えて答えを出しているのです。

確かにときどきある(?)誤植については、申し訳無いと思っております。
また、改正法対応漏れがある場合も申し訳ありません。
これは正当化するつもりはありません(当然です)

ただ、簡易解説等は意味があってこの構成にしています。
「面倒だから解説ちょっとしか書かなくていいや」
という意味ではないのです。
問題を解くヒントを示しており、それで思い出して欲しいのです。

それが合うかどうかは別としまして、簡易解説にしているのはそういうコンセプトがあります。