短答試験の復習について

短答試験を今年受験された人から「短答試験の復習の仕方」についてご質問があったので、お答えします。

個人的には、短答試験の「復習」は不要と考えています。
不要は言い過ぎなのですが・・・簡単に言うと実際できないというところでしょうか。

受験生が復習をすると言うことは、当然「正解」がないといけません。
受験機関や外販本等で過去問の解答が出ていない以上、解らないままになってしまうからです。

ただ、「反省」なり「分析」は必要です。
何の科目をいくつ間違えたのか、正答率の高い問題(正答率60%以上のAランクの問題)をいくつ落としたのか。
更に細かければどの分野を間違えたのか。そういう分析は今後の勉強のために必要でしょう。

では、短答試験後、今何を勉強すべきですが・・・一度基本をキッチリ見直すべきです。
点数が届かなかった人は、それなりに届かなかった理由があります。

まず、受験機関の入門テキスト(短基礎とかではなく、本当の入門テキスト)を丁寧に読んでみて下さい。

また、特許庁の初心者向けテキスト・実務者向けテキストも良く書かれています。

(実務者向けテキストは、テキスト番号10,11,12,14,16,21)

著作権のテキストは参考程度にはよろしいかと思います。

あと、秋に情報処理技術者試験があります。
選択免除を狙う人は、候補の一つとして検討してみるのもよろしいかと思います。

短答試験は年々難易度が上がっています。
また、今回は法改正の可能性も高いです。
6月位から来年向けの短答講座が始まります。
講座を有効に活用し、効率良く合格するようにしていきましょう。