平成25年に向けての課題

平成25年の短答試験を受けて、平成26年の試験に向けて色々と考えていかないとダメなのですが。その中で一番自分にとっても頭の痛い問題が「PCT対策」です。
通常、例年の傾向ですと「パリ条約は確実に。マドプロを拾えるものは拾う」というのが条約は効率の良い勉強だと思っています。逆に言えば、PCTの出題傾向が安定しないため、非常に効率が良くないのです。なので、1年目、2年目であれば「PCTは184条レベル以外は捨てる」というのも試験戦略上有効です・・・いや、有効でした。

ただ、今年のように、条約の出題の半分以上がPCTとか出題されてしまうと、「PCTはやらなくて良いですね」という訳にもいきません。そうすると、何か効率の良い学習法を考え無いといけません。

そもそも条約の中の出題数が大幅に変わるのは、試験としてどうなのか?と、愚痴を言いたくなります。ついでに愚痴を言うと、補充国際調査が今年出題されていますが、日本国特許庁が採用していない制度を出題することに疑問を感じます。
確かに裁定制度等、実務では使われない制度について試験で問われます。しかし、国内法である特許法と、条約とでは次元が違う気がします。

と憤っても試験として出題されている以上、仕方ないところです。だからといって、「PCTは出題傾向が増えました。PCT大切です。勉強して下さい。」と受験生まかせというのは、ちょっと指導側としてはどうなの?って気持ちは強いです。

何とか来年の試験までに、効率良く身につける方法を考えたいと思っています(といいつつ、来年はマドプロ5問とかだったら本当に怒ります)