合格のための勉強

9月22日付の記事にご質問がございました。
当該質問に対して、あっさり流している感じを受けるかも知れません。

基本的に自分の指導スタイルとして、一番重要視することろは「コストパフォーマンス」です。すなわち、試験で合格するために最小限の努力で最大限の効果を発揮させることです。

コストパフォーマンスをよくするために重要なことは「優先順位」です。
多くの受験生は時間もありませんし、記憶力も有限です。
したがって、まずは試験に出るところを勉強し、点数を取ることが必要です。

今回の質問は、商標法2条3項における青本の記載でしたが割と良く質問を受けるところです。
その割には、試験に出ない(出題しようがない)ところでしたので、あっさりと流しています。

直接の質問であれば時間もかからず、質問者に確認を併せて出来るので説明をします。
ただ、文字ですと長くなりますし、簡単に書くと正しく伝わらない可能性もあります。

このあと、次の受験生の方からご説明のコメントを頂いております(助かります、ありがとうございます)。
この箇所については、根拠のある明確な正解はないところです。
したがって、「こうではないか?」と考えて問題無ければ(矛盾しなければ)良いと考えています。

いつも受講生にも話すことですが、資格試験の勉強するときに必ず意識して欲しいのが「試験に出るのか?」ということです。
そして、「どれくらい試験に出るのか?」という考え方が必要です。

まずは試験に出ること、必要なことを理解し、次に時間があるときにプラスαの学習をして良くスタンスが良いと思っています。

そのために、試験に出るか否か、学習に必要か否かを判断し、情報を提供するのが自分の役目だと思っています。

例えば、商標法の2条では、今回の質問事項については割とあっさり流していますが、2条1項1号等で「商品について使用をするもの」と記載されており、「商品に使用をするもの」と規定されていない理由等は、機会があれば講義中に確認したりしています。