文章表現

論文の答案を添削していると、中々意味がつながらない場合があります。
書いてあることは解りますから、当然「意図」は十分伝わってきます。
しかし、文章として成り立たないと、中々点数は付けにくいところです。

文章の論理性は書いている自分では気がつかないところです。
実際こうやってブログで書いていても、きっと皆さんは「何を書いているんだ?」って思っているときが有ると思います。
書いている本人は脳内で補完出来てしまいますからね。
厄介なところです。

そういう場合、第三者にチェックしてもらうと良いと思います。
例えば、論文試験を書いた後、誰かに見てもらうのです。

可能であれば、奥さん、だんなさんとかに見てもらうと良いと思います。
弁理士の勉強なんかしてないよ!」って思うかも知れませんが、文章の論理はあまり変わりません。
経験上、他の人が読んで「意味が伝わらない」って文章は、誰が読んでも伝わらないことが大半です。
内容を知っているかどうか?の問題ではないのです。
内容を知らない人が読んで解らない文章は、問題だったりするのです。

だからこそ、論文試験の答案を読んでもらって「何言っているの?」って指摘されれば、やはり問題があったりすると思います。


自分も業界に入った頃、明細書を妻によく読んでもらっていました。
当然技術は解っていませんが、「よくわからない表現だね」と言われると、再考したものです。
(ちなみに、クレームはほぼ無理でした)

今はLECのパンフレットとかに出す文章は、割と妻に読んでもらっています。
ゼミの案内とか、講座案内とか、とりあえず読んでもらうことが多いです。

内容は分かっていないので概ね誤字脱字の指摘が多いのですが、表現的に解らないことを指摘されることもあるので、そしたら修正しています。

ということで、ご家庭等で読んでもらえる協力的な人がいれば、チェックしてもらうのは一考だと思います。