この時期の過ごし方

最近、「短答試験 ボーダー」で検索してくる人が多い毎日です。一番気になる時期ですよね。この時期の過ごし方等(勉強以外)についてちょっとだけ。「あっ、こんな感じなのか」と思って頂けると幸いです。

39点以上の人

論文試験の勉強、頑張って下さい。必死にやって下さい。39点、40点だと不安かも知れませんが、気にせず突き進みましょう。今年の問題の難易度を見るのであれば、概ね大丈夫だと思います。

36〜38点の人

今年は一番微妙だと思います。特許庁が6割5分を基準と書いているところで、「39点未満(38点以下)」には可能性がないのでは?と思ってしまうからです。

しかし、

  • 受かってると思っていたけどやっぱりだめだった
  • だめだったと思ったけど受かっていた

この場合、どちらが困りますか?確かに前者の方が精神的には厳しいでしょう。しかし、後者の場合、結果として発表まで殆ど勉強することができず、その後必死に勉強しても挽回できない可能性があります。
ボーダー付近の受験生が論文試験に突破できない理由の一つがこれです。ギリギリの点数だったため、一番貴重だった時期(多くの受験生が一番詰め込む時期)を無駄に過ごしてしまうという失敗を犯してしまうのです。

実際この時期のプレッシャーは相当なもので、自分も2年目の短答試験〜論文試験の間はうなされていました(弁理士受験生の間で唯一うなされた時期です)。何回か不合格だった夢で起きたりもしました。

みんなつらい時期ですが、今勉強したことは次につながります。「あのときやっておけば良かった」とならないよう、何とか必死に追い込んで下さい。

35点以下の人

かなり難しい状況かと思います。特に30点前後まで落ちると・・・よほどのことがないと合格とはならないでしょう。勉強してきた人ほどつらいと思います。

だったら、この時期少し気分転換でもしましょう。実際自分も1年目落ちたときは、論文試験が終わるまで「短答試験に合格した人は論文試験を受けるんだよな」と思うと、勉強する気になりませんでした。自習室にも行きませんでした。
弁理士試験は1年間の戦いです。どこかで休む時期を作らないと、精神的に疲れます。今は少しのんびりされても良いかと自分は思っています。「受からないんじゃ無いか」とか、ネガティブな気持ちにもなりがちです。勉強から少し離れてみるのも、今後の勉強のために必要かと思います。

ということで、焦ることはありません。やる気が起きないのも当たり前だと思います。

ただ、もし可能であれば短答試験の分析はしておいた方が良いです。何を何問間違えたか、どの分野を間違えた等です。これも「問題をみるのもつらい」のであれば、しばらく時間を取っても良いでしょう。

何のために弁理士を目指したか、最初の気持ちを思いだしてみれば・・・そのうち、また「頑張ろう」って気持ちになれると思います。焦らないで下さい。