ブログの運用について

いつもご覧頂きありがとうございます。
さて、色々と検討した結果、しばらくの間コメント欄を停止させて頂きます。

元々は、自分がどういうスタンスか知って頂こうという気持ちではじめたブログです。
日常のことをだらだと書くつもりでしたが、気がついたら殆ど弁理士受験生しか読まないブログになってしまいました。
ただ、更新は誰かに言われてやっているものでも無く、自分の裁量で更新しているものです(LECのWEBにリンクは貼られていますが、特にLECとは関係ありません)。

さて、弁理士試験に対するスタンスは、受験機関によっても違いますし、講師によっても違います。あくまでここで書いていることは、馬場が個人的に思っていることを書いているに過ぎません。
したがって、今までも他受験機関のことについては言っておりませんし、他の先生のことについては何も触れておりません。

ただ、スタンスが違うように見えるのですが、実は総ての受験機関・講師にとって「弁理士試験の合格」という目的(ゴール)は同じなのです。ちょっと手段が違うだけです。

仮に東京から博多まで行く方法を考えましょう。
自分なら「自動車」で行きます。
東名高速〜伊勢湾岸道〜新名神と通り、中国道と走り抜けます。
元々運転が好きなので、新しいSAが出てくる度に楽しくて仕方有りません。
さすがに九州までとなると1回しか行っていませんが、また車で行きたいと思っています。

この場合は、皆さんに勧めても車で行かないでしょう。
各自、新幹線、飛行機でしょうか。行き方は人それぞれだと思います。
目的地は同じでも、ルートは好きな手段を利用すれば良いのです。

ところが、弁理士の学習法になると途端に鵜呑みにする受験生が増えます。
一例として、ガイダンスや講義で「条文を覚えなくて良い」と言っています。
ただ、これは「条文を全く覚えなくてよい」という意味ではありません。
「覚えないぞー!」という受講生に対して、自分が担当している受講生であれば「そうではない」と直接話をすることが出来ます。

しかし、それ以外の受講生の場合、どうすることも出来ません。
そうすると「覚えなくて良い」という部分だけ着目する受験生が出てしまいます。
仮に、この受講生の普段教わっている講師が「条文は覚える」という方針だとします。
そうすると、勉強法に迷いが出てしまいます。

ここで、「どちらが正しい」という訳では無いのです。
先程の「新幹線」「飛行機」「車」の例と同じです。

「条文は覚える」という講師にはその講師の考え方がしっかりあります。
したがって「馬場先生は覚えなくて良いと言っていますけど?」と質問されても、この講師は困るのです(ちなみに、私の考えとしても正しくないので、私も困ります)。

そもそも、「A先生がこう言っている」というのはあまりにも主体性がありません。
仮に良い方法だとしても、ご自身の考え方として勉強して欲しいとは思います。
それは、論文の書き方でも同じです。

そのように、考え方が適切に伝わらない、論文の書き方が逆に迷ってしまうということになっているのであれば、ブログの更新自体を辞めた方が良いのでは?とも考えました。

しかし、初対面の受験生に「ブログ読んで参考にしてます」と言われることも多々あります。今年の夏ゼミ、秋ゼミの受講生さんの中でも、ブログで知って申し込んでくれた人が何人もいます。
このように、何らかの情報提供(勉強としての情報提供、講座選択をするときの情報提供)としてお役に立っているのであれば、続けた方が良いのかと思っています。

とはいっても、受験生が勉強内容で混乱するような問題を生じるのは良くありません。
現状として、どうするのがベストか解りません。

しかし何もしない訳にもいかないため、とりあえずコメントの機能を停止致しました。
コメントにより話が複雑になっている場面が多々あるからです。
しばらくこれで運用をしたいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。